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前回は歯のつくりについてお話しましたが、
本日は「体のつくりと食性」についてお話します。 私たち人間が食べ物をよく噛んで食べていると、唾液が
出ますが、この唾液には、炭水化物を分解するデンプン消化酵素が
含まれています。しかし、犬の唾液にはそれが含まれていません。
そのため、口の中で炭水化物を消化することは期待できず、
栄養は小腸からの吸収になります。
人間の腸は体長の約8倍の長さをしていますが、犬の腸は
体長の約3倍の長さしかありません。人間のような長い腸は、
消化しにくい炭水化物を、糖類と食物繊維に分解・吸収することが
できますが、犬のような短い腸では、同じ働きをすることができません。
しかし、肉類は体内に長く留まると腐敗を始めやすいので、
犬の短い腸は、肉の腐敗が始まる前に栄養分を吸収し、不必要な
ものを体外に送り出すのに適しています。
これらのことから、犬の身体は炭水化物を多く含む穀類などを
受け入れる態勢は整っていませんが、肉類など動物性のものを
取り入れる態勢は整っていると判断することができます。
このことを理解することはとても重要です。例えば、フードを選ぶ際や
手作り食を作る際、炭水化物を多く含む穀類が多すぎないか、
肉類は充分足りているかなど、気をつけて選ぶことができます。
また、ドッグフードは通常、原材料の割合の多い順にラベルに
表示されているので、原材料の並び方に注目することは非常に重要です。
私も軟便気味なパートナーの相談をよく受けますが、その原因の
一つとして、穀類が多く、消化に負担がかかりがちなドッグフードを
食べているケースがあります。
あなたのパートナーは大丈夫ですか?
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